札幌のIT企業に勤める、27歳の中川智絵さん。好奇心が旺盛で旅先で体験モノを見かけるとチャレンジするそう。そこで今回は、北海道発のスイーツである「生キャラメル」づくりを体験していただきました。生キャラメルはオホーツク海に面する興部町が発祥地。低迷していた牛乳消費量を拡大させるため、生クリームをたっぷり使う商品をと開発されたのがきっかけでした。製造工程や材料は通常のキャラメルと同じですが、贅沢に使った生クリームにより口に入れるとあっという間に溶けてしまうやわらかな食感に。その口あたりが話題となり、いまでは北海道を代表するお土産として人気を集めています。
「お菓子づくりは大変という印象だったので心配でしたが、材料を煮つめて冷やすだけととても簡単。しかもすごく美味しい! 味の決め手は北海道箱根牧場特製の『ミルクジャム』。これは搾りたての生乳にグラニュー糖を加えて3時間煮込んだもので、優しい甘さとミルク感をプラスする、なくてはならない存在です。おかげで一度食べだすと止まりません。指導してくださったスタッフの大泉さんも素敵な方で、終始笑いの絶えない楽しい時間を過ごせました。気軽にできる体験なので、旅のプランに加えるといい思い出になると思います。体験後は敷地内にある馬や羊とふれあえる牧場へ。どの動物も人懐っこくて近くまで寄ってくるんです。手作りスイーツと動物と自然に癒されに、たくさんの人に北海道に来てもらいたいです!」(中川さん)

PROFILE
Tomoe Nakagawa
1988年、北海道札幌市在住、IT企業の営業。「旅色☆大使」@札幌。旅が大好きで、大学時代は電車とバスによる日本一周ひとり旅を実現。社会人になってからは海外へもよく行くようになり、2015年のゴールデンウイークはオーストラリア、ケアンズへ。国内外問わず予定を立てず旅に出るのが常で、素敵な人やお店との“偶然の出会い”が一番の楽しみだそう。

<旅色☆大使>
http://tabiiro.jp/special/tabiiro_taishi/