【特別インタビュー】自虐ネタは卒業!?芸人ヒロシを虜にした「ソロキャンプ旅」の魅力とは(後編)
目次
自虐改めキャンプ芸人・ヒロシさんがハマる「ソロキャンプ旅」。前編では、はじめたきっかけやその醍醐味について、教えてもらいました。後編ではさらに、キャンプを通して実感する自然の魅力や、女性へのアドバイスなど、ヒロシさんならではの飾らない言葉でお話しいただきました。
自由な時間を過ごすなら、家でもいいのでは?
家でゴロゴロするのと大きく違うのは、“まだ日常”ということです。家の中だとどうしても仕事のことを考えてしまったりして、本当の解放とはいえない。
たとえば、電気を点けるにもスイッチひとつ、お湯を沸かすのもコンロをひねるだけ。
そんなに簡単にできてしまうと、時間があり余ってやっぱり余計なことを考えてしまうんです。
それがキャンプだと、明かりを灯すために火を起こしたり、お湯を沸かすために焚き火をしたり、いちいち手間がかかることが、実は日常から解放される時間になっている。
もともとはこっちが本来の姿なんでしょうけどね。
水とか、火とか、普段当たり前にあるものへの尊敬すら生まれてきます。
それと、やっぱり自然っていいですよ。マイナスイオンって本当にでてると思います。圧倒的に癒されるし、体の調子が悪くても、自然の中に行けば治りますもん。
今後どんなキャンプをしてみたいですか?
「ブッシュクラフト」というジャンルに挑戦してみたいと思っています。
テントではなく木や葉っぱで居所を作ったりして、普通のキャンプよりももっと原始的に自然のものだけを使って生活するスタイルの上級キャンプです。
インスタグラムで海外のブッシュクラフターをフォローしているんですが、それがすごくかっこよくて。そこで見た水筒を海外から取り寄せて真似たりしています。
女性が「ソロキャンプ旅」をするとしたら、アドバイスはありますか?
ソロキャンプする女性、意外と増えてますよね。
キャンプにかかわらず、女性ならなおさら俺の集団に対する違和感に共感してくれると思うんですよ。いやいや人に合わせたり、自分が本当にしたいことを我慢していること。
本当にそのパンケーキ、並んでまで食べたいですか?
集団にしがみついてないで、そこからいったん離れて自分の好きな道を歩いてみる。好きなことをする。
キャンプでなくても、一人で旅をしたりどこかにでかけてみればそれが自分にとって大切な時間になるはずです。
俺の場合はそれがたまたま「ソロキャンプ」でしたが、自分を見つめ直す時間をぜひ、つくってほしいですね。
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以上、全2回の「ソロキャンプ旅」インタビューレポートでした。ヒロシさんのように、自分に正直になって自分の旅スタイルを見つけられたら、もっと、旅も自分も好きになれそうです。ヒロシさんのソロキャンプ旅はまだまだ続きます。お楽しみに。
文:旅色アンバサダー編集部